しんどいときは休けいしよう

しんどいなぁと思うとき、「こころ」と「からだ」には休けいが必要です。休けい時間に何をするかは、その人それぞれ。好きなことをして気分転換したり、いっぱい寝て「からだ」を休めたり。しんどい気持ちを誰かに聴いてもらうのもいいと思います。「こころ」が少し軽くなるかもしれません。
「学校に行かない」という休けいの方法もあります。学校に行くことで「こころ」がいっぱい傷ついたり、頭痛・腹痛・吐き気など「からだ」に不調があらわれたりするようなら、学校に行かなくてもいいと思います。すべての子どもには、休む権利も自分を守る権利も、おとなから守られる権利もあるのです。「子どもの権利条約」できちんと認められています。自分のこころとからだを守るために学校を行かないことは、わがままなのではなくて、「子どもの権利」なのです。
だけど、この方法を家族や周りのおとなが理解してくれないこともあります。「もうちょっとがんばってみたら?」とか「みんな普通に学校に行っているのに」とか…。この休けいの方法を理解してくれるおとなが増えてほしいと思っていますが、まだまだなのが現状です。
また、学校はしんどいけれど、家の方がもっと大変という人もいるかもしれません。自分のしんどさを言い出せる状況ではなく、休けいできるような環境でもない…。もしそうなら、そんな時こそ、その気持ち・状況を誰かに伝えてほしいと思います。話せるおとなが近くにいないなら、チャイルドラインに話してください。決して自分一人で抱え込まず、誰かに、どこかにSOSをだしてほしいと思っています。