物を隠される、無視される… こんなことが続くとつらいですよね。お金を取られる、殴られるなど、いじめというより犯罪被害にあっている人もいるのではないでしょうか。
両親や担任の先生など誰か身近な人に相談できるといいのですが、なかなか話せないという人も多いと思います。保健室の先生や習い事の先生など、周りで他に話を聴いてくれそうな人は見当たりませんか?どうしてもいない場合は、全く知らない人に話を聴いてもらうのも一つの方法です。電話やラインなどで相談できるところがあります。チャイルドラインもお話を聴きます。まずは、つらい気持ちを誰かに受けとめてもらうだけで、少しラクになれるかもしれません。
身近な人に相談したけれど、対応してもらえなかったり、「いじめられた方にも悪いところがあったんじゃない?」と言われたりした人もいると思います。勇気を振り絞って相談したのにそんなふうに言われてしまうと、相談してもムダ、二度と相談なんかしない、と思ってしまうかもしれません。でも、「いじめられた方にも悪いところがある」というのはまちがいです。いじめることが悪いのです。だから、あきらめずに、もう一度相談してほしいのです。きちんと話を聴いてくれるおとなは必ずいます。決して自分一人で抱え込まず、誰かに、どこかにSOSをだしてほしいと思っています。