思春期（第二次成長期）になると男性ホルモン、女性ホルモンの分泌が盛んになります。ホルモンというのは体のさまざまな働きを助けるもので、分泌が盛んになってバランスが変わってくるのですから、いろいろなところに影響が出てきます。体の成長が進みますが、心にも影響するんです。不安定になったり、落ち込んだりしやすくなります。やる気が出ない自分を責めちゃうこともあるかもしれない。またイライラしたり、ムカつきやすくなったりもします。ついついきつい言葉を言ってしまって自己嫌悪、なんていうこともあるかもしれないですね。自分が変わってしまうようで戸惑うこともあると思いますが、ホルモンの影響を受けながら、おとなになっていく準備をしているのです。体の変化と心の変化がいっぺんにやってくるので、自分はおかしいんじゃないかと思ったり、「普通」はどうなんだろうと不安になったりしますよね。でも実は周りの同じ年代の人たちも表には出さなくても、大なり小なり、同じような気持ちになっているかもしれません。