小学生のみなさんへ

チャイルドラインの人と話したことがある人も、これからの人も、
チャイルドラインってどんなところだろう？という声におこたえして
みなさんに、私たちのことを紹介します。

チャイルドラインって
なに？

18歳までの子どもがでんわやチャットでつながって、話を聴いてもらえるところです。
困っていること、悩んでいることだけでなく、その日あったできごとやうれしいことの話も聴いています。

ちょっとしたことでも、おしゃべりしたいだけでもOK。
気軽にかけてみてください。
うまく言えない、どんなふうに話しはじめたらいいかわからない・・・。
そんなときもあせらず、あなたのペースで話すのを、私たちは待っています。

きくことをまなんだ「受け手」と呼ばれるボランティアのおとなたちです。
日本中にいる2000人の受け手の中のだれかにつながります。
おたがいに名前はいわないので、受け手を指名することはできませんが、
どの受け手もみな真剣にあなたの話を聴きたいと思って待っています。

名まえやでんわばんごう、がっこうはたずねません。
あなたがおはなししたことやチャイルドラインにかけてきたことは、あなたのゆるしなしに、かぞくやがっこうのせんせいや、まわりのひとに知られることはありません。
あんしんして話してくださいね。

相談は無料です。
電話代もかかりません。公衆電話から電話をかけるときは、最初にお金を入れてください。
電話が終わると入れたお金が戻ってきます。

お話した内容そのままではありませんが、こんなお話がありました。

パパとママがいなくて、今夜もひとり、さみしいなあ。
どうしてうちはこうなんだろう。

仲よかった友達がこの頃私を避けているみたいで悩んでいるんですけど。みんなで話していても私がいくと黙ってしまう。他のグループの子が、私の陰口を言っているよって教えてくれたんだけど、私は何を言われているのかわからなくて心配で。私は何も悪いことしていないのになんでだろう。

だれかとはなしをしたり、ここに浮かぶことを言葉にすると、
もやもやしていたことが整理されて、すっきりしたり、一歩前に進もうと思えることがあります。
どんなことでもいいので、チャイルドラインにつながってみませんか？

困ったことがあったらどんなことでもチャイルドラインに話してね。

チャイルドラインがやっていない時は、ほかの相談先もあります。

チャイルドラインは「子どもの権利条約」のかんがえかた（理念りねん）を大切にしています。
子どももおとなもひとりの人間として大切にされ、自分らしく生きていける世の中をめざしています。

チャイルドラインは、こどもがいきやすいしゃかいになることをねがっています。
そのため、みなさんとのでんわやチャットでうけとめた内容をだれが
いったかわからないようにデータにして、せいり・ぶんせきをして社会にしらせることで、
子どものしあわせがまもられるようにはたらきかけています。