第2次性徴を迎えて妊娠できる体に成長すると、個人差はありますが月に一度ぐらいの間隔で、受精しなかった卵子が血液などと一緒に膣を通って排出されること。初めての生理の時(初潮)は少し茶色い色をしていることもあるのでびっくりするかもしれません。
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【質問】今回のテーマは「生理」です。
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生理(月経)
第2次性徴を迎えて妊娠できる体に成長すると、個人差はありますが月に一度ぐらいの間隔で、受精しなかった卵子が血液などと一緒に膣を通って排出されること。初めての生理の時(初潮)は少し茶色い色をしていることもあるのでびっくりするかもしれません。
月経
生理のことを正式な医学用語では「月経」といいます。
生理痛
生理の時やその前に、ホルモンの影響でおなかや頭が痛くなることを生理痛(月経痛)といいます。強い痛みがあったり、まったく痛みがなかったり、ひとそれぞれです。成長とともに生理痛は変化しますが、症状がひどい場合は婦人科やレディースクリニックに相談してください。月経困難症(PMS)といって治療が必要なこともあります。
生理がおこる仕組み
女性は生まれながらおなかの中(卵巣)に赤ちゃんに成長する卵子を持っています。思春期になって女性ホルモンが分泌されるようになると、ひと月にひとつの卵子が卵巣から子宮に運ばれます。子宮の中では赤ちゃんのベッド(子宮内膜)や栄養になる血液を準備するようになります。その時に卵子が精子と出会うと受精卵になりベッド(子宮内膜)に留まります(着床)。受精卵にならないと用意したベッドも栄養として準備していた血液も不要になり1週間ぐらいかけて少しずつ、体の外に出てきます。個人差はありますが、およそ28日周期でくりかえします。
生理の貧困
経済的な理由や、家族の理解がなく、生理用品を買うことができない、あるいは入手する方法がない人もいます。また、家庭、学校、社会に、生理痛や月経困難症などの理解が広まらなくて、痛みを我慢したり、生理休暇という制度を利用できない人もいます。生理の貧困という言葉には、こうした状況が改善していこうとする意味も含まれています。最近では学校や公共施設のトイレに、自由に使える生理用品を置いている所が増えてきています。生理の貧困は、女性だけに起こる困りごと(性的差別)を、社会全体で考えていこうという活動の一つです。