知ってるかなアンケート 回答編 2月

ってるかなアンケート」回答編かいとうへん (回答数かいとうすう 254)

アンケートにこたえてくれたみなさん、ありがとうございました。
今回こんかいのテーマ「ルッキズム」はアメリカでまれた言葉ことばで、最近さいきんくようになりました。
外見がいけん主義しゅぎ」とか「至上しじょう主義しゅぎ」などとやくされます。
ひと外見がいけん評価ひょうかするかんがかたのことをいます。

① 「あるところにキツネとウサギがいました。どちらかはずるがしこくていじわるです」
こんなおはなしがあったら、ずるがしこいのはどちらだとおもいますか?

ヘンな問題もんだいだとおもいましたか。「キツネかウサギか」というだけで性格せいかくまではわかりませんよね。それでも「キツネだとおもう」とこたえたひと一番いちばんおおくて、「ウサギだとおもう」とこたえたひとすくなかったのは、絵本えほんやイラストなどで無意識むいしきのうちに「キツネはずるがしこい」「ウサギはおとなしくてやさしい」というイメージをけられているのかもしれません。
おもみだけでめつけるのはまちがいのもとなので、をつけたいですね。

キツネだと思う:43.7% ウサギだと思う:16.5% どちらか分からない:42.1%

② 「みにくいアヒルの」という童話どうわでは、まれたときからみにくいアヒルが最後さいごうつくしい白鳥はくちょうになります。このおはなしについてあなたの感想かんそうはどれにちかいですか?

この童話どうわは「みにくいアヒルが白鳥はくちょうまれわった」というおはなしではなく、本当ほんとうは「アヒルのおかあさんやきょうだいたちとそだった白鳥はくちょうが、おおきくなって自分じぶん白鳥はくちょうだとがついた」というおはなしなのです。この童話どうわまえからっていたひとも、そういう物語ものがたりとはおもわなかったかもしれません。周囲しゅういのアヒルとちがうために「みにくい」とちいさいときからいじめられ、つらいおもいをしてきた白鳥はくちょうが、うつくしくなって最後さいごむくわれた、だからよかった、とおもえるようにしめくくられます。だから「アヒルが最後さいごしあわせになってよかった」とおもったひとおおいのはうなずけます。
でも「みにくい」からいじめられて、「うつくしい」からしあわせというのはなにかちがうんじゃないか、おもしろくない、とおもひとがいてもふしぎではありません。「モヤモヤする」という感想かんそうもありです。

アヒルが最後に幸せになってよかった:57.5% 美しくなってハッピーエンド、というところにモヤモヤする:28.3% この童話は知らない:14.2%

③ 「スタイルがいい」「かおがいい」などが理由りゆうひとをうらやましいとか、ずるいとかおもうことがありますか?

あしながくてやせている」「かわいい」「イケメン」などにあこがれる気持きもちはわるいことではありません。そういうひとをうらやましいとか、とくをしているとかおもうこともあるでしょう。ただ、外見がいけんのいいかわるいかは人間にんげんの「ひととしての価値かち」のほんの一部いちぶぎないことをっておくのは大事だいじなことです。

ある:50.0% たまにある:30.3% ない:19.7%

④ 「ルッキズム」という言葉ことばっていますか?

「ルッキズム」という言葉ことばかれるようになったのは、「それっていいことなのか、かんがなおしてみよう」とかんがえるひとえてきたことのあらわれかもしれません。チャイルドラインがみなさんにおぼえておいてほしいのは、まれったかおかたちなど自分じぶんちからえられないものでひとひょうすることは、「ありのままでいていい」という「ひととしての権利けんり」の侵害しんがいだということです。姿すがたかたちをほめることはけっしてわるいことではないけれど、それを理由りゆうひとをおとしめたり、きずつけたりするのはまちがいです。
そのことはわかっていても、なかにあふれる「ルッキズム」におとなたちも支配しはいされているなあとかんじます。みなさんも、まわりにある「ルッキズム」についてかんがえてみてくださいね。

知っている:11.0% 聞いたことがある:11.0% 知らない:78.0%

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